高齢者のケアを行う介護施設では、多くの職種がそれぞれの専門性を発揮してチームケアを行っています。異職種同士で情報を共有し、譲り合いがうまく機能すれば、チームケアは利用する人にとって、とても安心できるものとなるでしょう。
しかし、職種の違いを「壁」と捉えることによって、チームケアは機能せず、職員の個人的な見解や思いによって利用者の暮らしに影響を与えてしまう危険性も出てきます。介護施設で働く人が事件を起こした場合、その職員個人の倫理観などが問われることがありますが、実際は知識の不足が要因になっていることも少なくありません。介護業務を担う際には、個人的要因に帰するのではなく、いかに「仕事とは何か」「人が人を支えるために身につけておくルールとは何か」をチーム全体で繰り返し学び、共に実践していく他ないと思います。
そして、自分が働く施設では何に注力し、何を一番に優先しているのかを知ることも大切です。介護施設には、さまざまなタイプの事業所があり、利用者の状況に応じてケアを行っています。そこで働く介護士は、事業所の方針に基づき介護サービスを展開することになりますので、自分に合った職場を選択することが重要です。そうすれば、働き出したときに「こんなはずではなかった！」というミスマッチはある程度防げるでしょう。
一口に介護ワークといっても、事業所によって提供するサービスには差があり、そこで働くスタッフの勤務条件も異なってきます。気持ちよく働き、安心・安全な介護を行うためには、仕事選びのコツを抑えておくことも重要です。以下に記載しているURL（http://xn--u9jk614u6ku6u3az1njii.com）には、そのときに役立つ情報が満載なので、一読しておくことをおすすめします。